
2020年8月11日、Ubisoftが手掛けたバトルロイヤルゲーム『Hyper Scape』がPS4, PC, Xbox Oneに向けて正式リリースされました。
バトルロイヤルゲームというと、競合として『APEX Legends』や『Fortnite』等の人気の高いゲームが挙げられますが、『Hyper Scape』とそれらのゲームとの違いは何なのでしょうか。
本記事では、『Hyper Scape』のゲーム概要や、実際にプレイした筆者が感じた『Hyper Scape』と他のバトルロイヤルゲームの違い、良かった点や気になる点を交えたレビュー、どのような人におすすめのゲームかを書いています。
『Hyper Scape』に少しでも興味のある方、プレイを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
ゲーム概要
『Hyper Scape』は、基本プレイ無料のバトルロイヤルFPSゲームです。
プレイヤーたちは、ソロモードでは100人、スクワッドモードでは3人1組の33チーム(計99人)の中でチャンピオンを目指します。

サイバーパンク感の溢れる仮想都市ネオ・エルカディアが舞台で、マップには巨大な建築物や近未来的な装置が見られます。
他のバトルロイヤルゲームとの違い
縦の移動が激しい
『Hyper Scape』ではデフォルトで2段ジャンプ可能なのに加え、マップにはジャンプパッドが点在しています。

また、「ハック」と呼ばれる能力(他ゲームでの「アビリティ」や「スキル」)の中には、高所に移動するのに役立つものがいくつか見受けられます。
そのため、従来のバトルロイヤルゲームよりも縦の移動が激しく、空中戦や高所の取り合いが発生しやすいスピード感のあるゲームになっています。
配信向けの機能がある
ゲーム配信プラットフォーム「Twitch」には『Hyper scape』用の拡張機能「Crowncast」が存在し、視聴者はこれを通じて実際に目の前で見ている試合に影響を与えることができます。
配信画面では一定時間経過ごとにイベントの投票が行われ、最も多くの票を得たイベントがゲーム内で開催されます。

イベントの種類には、弾数が無限になる「無限アモ(アンモ)」、敵の位置が把握できる「リヴィール」等があり、視聴者は配信者の手助けをしたり、戦闘をかき乱したりすることができます。
実際に筆者が配信しているときは、筆者が敵の正確な位置を掴みかねていた時に視聴者の方々が「リヴィール」イベントを開催してくれたことで、「配信者と視聴者の力を合わせたキル」を取れた場面がありました。
また、この拡張機能の他の機能として、視聴するだけでバトルパスを進められる機能、フレンド登録なしで配信者とスクワッドを組む機能などがあります。
その他の違い
弾薬が全武器共通、同じ武器やハックを集めることで強化可能、マッチ開始時プレイヤーはマップの四方からランダムに降下…など
良かった点
ソロモードがある
他のバトルロイヤルゲームでは期間限定であったり、実装されていなかったりするソロモード。
ソロモードは、「他のプレイヤーに迷惑をかけたくない」「自分の強さを極めたい」「一人でのびのびプレイしたい」といったプレイヤーたちにとっては価値のあるモードです。
また、立ち回りは違えど、スクワッドモードをプレイする前に戦闘の雰囲気やちょっとしたコツや知識を得るためにもソロモードを有効活用することができます。
配信者が視聴者と楽しむ新しいスタイル
前述の通り、『Hyper Scape』は配信者に向けて作られているという一面があります。
「ゲームを見る」「コメントで会話をする」といった配信の楽しみ方のほかに、「配信者と一緒になってプレイする」という新しい楽しみ方を生み出したことは、革新的・意欲的で面白いと思います。
また、これを機に配信を始めるというのも一つの手です。ゲーム配信に興味のある方は、ぜひTwitchで配信を始めてみましょう。
ハックの組み合わせが多い
前述のハック(アビリティ、スキル)は、全11種類の中から、最大2つまで保持することが可能です。
前線で戦闘をしたいプレイヤーは耐久力を上げる「インバラナラブル」と敵の位置を把握する「リヴィール」、なるべく高所を取りたいプレイヤーは高く飛び上がることのできる「スラム」と一瞬で移動する「テレポート」、といった具合に自分のプレイスタイルにあったハックを選ぶことが可能です。
目の前に壁を展開できる「ウォール」や敵を吹き飛ばす「ショックウェーブ」など、組み合わせ次第では思いもよらない使い方ができそうなハックで、新たなプレイスタイルを確立するのも面白いかもしれません。
気になる点
ミニマップがない
『Hyper Scape』には『APEX Legends』のようなミニマップ(下図参照)が存在せず、マップを確認したいときはいちいち立ち止まってマップを開く必要があります。

敵が100人近くいる中で立ち止まってマップを開くわけにもいかず、ちょっとマップを確認したいときには不便だと感じました。
今後のアップデートに期待です。
ボタン配置を変更できない
『Hyper Scape』をプレイする際、現時点ではコントローラーのボタン配置を変更できません。(PCのキー配置変更は可能)
こだわりのボタン配置があるPS4プレイヤーや、PCでパッドを使うプレイヤーにとってはなかなか苦痛なのではないでしょうか。
ボタン配置は慣れてしまえば大丈夫なのですが、全プレイヤーが『Hyper Scape』だけをプレイするわけではないので、ボタン配置変更に対応していないと他のゲームプレイにも支障をきたしそうです。
これも今後のアップデートに期待です。
バトルパスのレベルが上がりにくい
前述の通り、『Hyper Scape』のバトルパスは配信を視聴するだけでもレベルが上がっていきます。(アカウントの連携が必要)
それが理由なのか定かではありませんが、他のゲームに比べてバトルパスのレベルが上がりにくいという声があります。
「配信向け=配信者以外を蔑ろにして良い」ではないのであまり喜ばしい事実ではありませんが、個人的には、そもそもバトルパスやその報酬はゲーム側から貰っているものであって、「少ないプレイ時間でたくさんの報酬を貰うのが当然」といったスタンスの方が喜ばしくないことだと思います。
他のバトルロイヤルゲームプレイヤーの方々には、『Hyper Scape』のバトルパスのレベルは比較的上がりにくいことを念頭に置いてプレイすることをおすすめします。
どんな人におすすめのゲーム?
以上より、『Hyper Scape』はこんな人におすすめのゲームです。
・スピード感のあるバトルロイヤルゲームをプレイしたい人
・バトルロイヤルゲームを1人でプレイしたい人
・サイバーパンク感が好みの人
・ゲーム配信をしている人、または始めてみたい人
前述の通り、『Hyper Scape』はPS4, PC, Xbox Oneで基本プレイ無料です。
『Hyper Scape』に興味を持った人は、ぜひダウンロードしてプレイしてみてください。
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